佐々木晴明 税理士事務所

2020年9月29日火曜日

釣りとコロナ下の起業家の資質と太刀魚レシピ

 



釣りと幼年期

私の趣味の一つは釣りです。思い出してみると、幼い日(3歳くらいだったと思います。)に父に連れられて近所の高麗川でウグイ・オイカワを釣りにいったことが始まりであったと覚えています。初めは、父に教わりながら脈釣り・ウキ釣りからスタートしました。そのうちに偶然川原で会った人から「ピストン釣り」を知りしばらく面白くてのめりこんだのを覚えています。皆さま「ピストン釣り」という釣りをご存知でしょうか?マイナーな釣法ですが、小学生の私には非常にコスパが良く毎月のお小遣いのなかでも十分にやりくり可能な素晴らしい釣り方です。必要なものは、竿と糸と針のみとシンプルです。

川の中に立ち、竿先と仕掛けを水の中につけ、流れに沿って水平方法(川上から川下)に手を動かすだけです。川の流れで仕掛けが流れていくので、すぐに手前(川上)にひいて仕掛けを引き戻す。また川の流れで仕掛けが流れる。これを繰り返すだけです。手の動きがピストンに似ているため、ピストン釣りと呼ばれているのでしょう。慣れないうちは、穂先が川底をこすってしまい、竿がすぐにダメになってしまいました。そのうちに大きめの笹を切って自分で竿を作って楽しむようになりました。釣れたものはウグイ・オイカワが大半でたまに稚鮎がかかることもあり楽しみました。中学に入り部活や勉強が忙しくなると自然とピストン釣りへの情熱は冷め、数年に一度いく程度になりました。


太刀魚釣り

それから20数年。

税理士として5年前に独立してから少しづつ趣味が減っていき逆に仕事時間が増えていきました。釣りは、まだ趣味と呼べるくらいには、残っているため題材にしたいと考えました


今回、ターゲットに選んだのは、太刀魚です。

太刀魚というとたまにスーパーに並んでいる程度で、食することもあまり多くない魚です。

クセのない上品な白身の魚です。

料理人の方は、太刀魚を使いやすい魚だと好んでいる方も多いと聞きます。和食・洋食ともに作りやすいことが人気の秘訣だといわれます。

淡白な味の太刀魚ですが、口には鋭い歯が並んでおり、この口で小魚を捕食するどう猛なフィッシュイーターという側面もあります。



太刀魚は、群れで生活しており、小魚を主食にしています。海中で縦方向に立って泳いでおり、上を通過する魚を捕食します。海中で上を見上げているため立っているので、太刀魚という説と、うろこなく銀色の薄い皮膜で覆われているため、光が当たると刀(太刀)のようにきらめくので、太刀魚という説があります。

どちらの説も納得できます。

 


今回は、西伊豆に行きました。潮焼けした声を持つ釣り宿の親父さんから仕掛けや餌、習性を教わりながら初めての太刀魚釣りに挑戦しました。

今回は、係留船の上で夜釣りをしました。係留船とは壊れて動かなくなった船を穏やかな湾内にアンカーで固定します。船ですので、トイレもついていてしかもあまり揺れないため、お子さんや女性にも安心です。ここに大型発電機を積んで、夜にライトを照らします。このライトの光に魚が集まってきます。魚には走光性といって、光に集まる習性があります。

これを利用して、まず子魚を集めます。その後、子魚を狙う大型の魚がその周囲を動き回ります。太刀魚の群れもその中にいます。カツオの切り身や、冷凍イワシの稚魚を餌にして、水深20M近辺から探りながら上方へ釣っていきます。1時間程度で要領がわかり、残り4時間程度で太刀魚が11匹釣れました。サイズについては、70~90センチ前後、太さは指3~3.5本程度の中型の太刀魚でした。




釣りとビジネス


 自分のイメージしている海中の様子と実際に釣れた時が一致した時が、釣りの醍醐味だと思っています。

ここは、ビジネスに共通することだと思っています。

仮説を立ててそれを実行しPDCAサイクルを回していく。

案外独立されるかたは、マーケットや受注見込みが過大なまま進まれる方、資本が非常に少ないまま始められる方が多いです。受注見積もりが甘く、独立後すぐにうまくいかなくなる方もいます。このあたりが保守的な計画を立てる人。お金をためてから開業される人。固定費を絞って開業される方に成功者が多いです。ここで1つめのハードルがあります。

うまくいっても1~2年経過したあと資本の蓄積がまだにもかかわらず我慢できず個人の贅沢に走る方もいます。ここに落とし穴があります。

佐々木も顧客商売なのでやんわりとしかたしなめませんが、本心ではイエローランプと思っています。税理士として嫌われるのを覚悟でうるさいことを言ったときは本当に危ないサインなので気が付く嗅覚がないと、起業家としては、失敗確立の方が大きいと思います。

法人として会社を作る以上、社長には自制心も必要です。

やんわりたしなめる程度で理解いただける方は、コロナの状況でもうまくいっている人が多いです。逆にイケイケドンドンのタイプの社長はコロナで残りの持ち金が徐々に厳しくなっている人が多いです。こんな時こそ節税もいいですが、バランス感覚を養ういい機会だと思ています。税金を払ってでも営業利益の確保を至上命題にするべきだと思います。

佐々木の感覚では、営業利益を年10%以上出している企業は、順調に成長していきます。このコロナ下であっても、税金を必要コストとして理解している経営者が運営する企業は体力があります。



太刀魚ロール


さて、釣りのもう一つの醍醐味が料理です。毎回帰宅後くたくたになってから魚をさばくのですが、鮮度の良い高級食材を食するとき、行ってよかったと感じます。

今回は、太刀魚ロールを作りました。調理法はまず太刀魚を三枚におろします。長細い太刀魚の身を塩コショウしてから片栗粉を振り、チーズ・アスパラなどお好みの食材で巻いて、ばらけないように楊枝でとめます。これを油で揚げるだけの料理です。

酒のつまみにもなって美味しいですよ。(冒頭の写真たちです。)

まだ太刀魚は、これから冬にかけて大型化し脂がのってきます。

税理士と一緒に仕事のとこを考えのに釣りもいいかもしれませんよ。

皆様も是非!!ご希望ある顧問先の方は佐々木にこっそりご連絡ください。

 


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