佐々木晴明 税理士事務所

2017年9月17日日曜日

玉虫見つけました。


皆さん玉虫をご存知ですか?上記の写真のような虫です。生きている宝石とも言われています。法隆寺の玉虫厨子などが有名です。最近はめったに見なくなりました。私も10年ぶりに見つけました。まだ生きていましたが、弱っていたのでおそらく長くはないでしょう。調べてみたらこの虫は縁起物らしく風水などでも持ち歩くのが推奨されていました。
 財布にはさすがに持ち歩けませんし、まだ生きようとしている虫を捕るのもかわいそうな気持ちがしましたので、そのまま置いて帰りました。

 さて、この玉虫ですが、この虫の色を指して、玉虫色という日本語ができました。
1つめは、この虫の美しい羽の色が、光の加減で見える色合いが異なる、グラデュエーションを指しています。2つめは、見方や立場によっていろいろに解釈できるあいまいな表現などをたとえていう語です。例としては、「玉虫色の答弁」という言葉があります。良く官僚・政治家の方の答弁のことを指しますね。 税金についても、この「玉虫色の答弁」に近いことが良く起きます。その方の家庭事情やことの経緯を知らないとはっきりした回答ができないことが往々にしてあります。そのため、無料の電話相談などスポットで質問があった場合、十分に事情が分からないため「玉虫色の回答」をする場合があります。無料で聞きたい・相談したいというニーズもあると思います。税金の話は多額のお金が動く話の場合が多いです。質問を受ける側も緊張感をもって、調べて後日返答します。無料の世界では原則論である「玉虫色の回答」が限界です。恐らく他の法律を扱う士業の先生方もこの意見に賛同いただける方も多いと思います。(ですから、顧問契約というものがあるのだと思います。顧問契約しているほうが、より的確にご返答できるのは、こちらもお客様の事情を理解しているからだと思います。)質問者の方には、是非、様々に見える「玉虫色の税金の話」とその解釈をお手伝いする人のこともほんの少しだけ考えていただければと思う次第です。


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